ほとんどは放課後デートと日曜デートが主
中高生の恋愛事情は、まさに時代の動きをダイレクトに受けやすい世代です。以前は文通でも、いまやオンラインですから。それでも、最初のコンタクトに悩むのはいつの時代も同じ。どうすれば振り向いてもらえるか。思う人に相手がいるけどどうしたらいいかとか。
イケナイことを楽しんでいる気分
中学・高校生の頃は恋人とのデートと言ってもたいしたことはできませんでした。
お金を持っていないので繁華街に行くこともそうそうできないし、だいたいが放課後に待ち合わせをして帰り道に学校の裏庭や近所の神社などの人陰の少ない場所に行って、何気ないおしゃべりを数時間楽しむことが多くなります。
精神的にはまだ子供ですし、この年齢での恋人は人生初めてということがほとんどですから、基本的に人前で堂々と仲良くするにはまだ恥ずかしさがあります。
なんとなく、イケナイことを楽しんでいる気分が楽しく、ドキドキ感をアップさせてくれていたように思います。
神社の境内の裏手などとにかく人に見つからない場所に回って、手をつないだり、肩を組んだり、ファーストキスもここで済ませたという人は男性女性ともに多いのではないでしょうか。
進んでいるカップルはどちらかの家に遊びに行って大人の関係になってしまう人たちもいました。しかし、ほとんどは放課後デートと日曜デートが主です。
学生らしく2人で図書館に行って一緒に勉強をするという図書館デート派も存在しました。しかしこの時代の恋愛で頭を悩ませたのは、人影が少ない場所に行っても他のカップルとハチ合わせしてしまうことでした。
婚活にいそしんでいる方々。こうした原点に帰ってみるのもいいのではないでしょうか。